暗雲の検診結果
今日は検診日
来月は術後一年目 骨肉腫の完治という奇跡を迎える月 だから、今月は今までよりかなり緊張して でもあまり考えないよう、普通に気楽にと 自分に言い聞かせて病院へ いつものように検査結果を待ち 診察室に呼ばれる 先生の顔が曇っていた 心臓が早くなる 「肺への転移はありません だけど、脊椎の一部にほんの少しですが影があります これが転移なのか、新たな腫瘍なのか、ただの炎症なのか 今の時点ではわかりません 調べるとしたら、骨の一部を取ることになり 体に相当の負担がかかるので 今、早急にしなくても、もう少し様子をみては?」と とりあえず、抗生剤を一ヶ月服用して 炎症性のものなら良くなるはずで そうでなければ、また影の大きくなり具合をみて CTなどを撮ることになった 最悪、転移や新たな腫瘍であれば 場所的に深いので、放射線療法か抗がん剤を勧めるが 抗がん剤はナナに合わなかったので× 放射線にしても、できる病院は遠すぎて 行けたとしても、ナナの体への負担は大きく あまり勧めないと言われた 私ももちろんもう抗がん剤は使う気はないし たとえ、また癌ができたとしても もう、積極的な治療は望まない 今までの頑張りを見てきて これ以上、何を頑張れとこの子に言えるだろう この先、ごはんやおやつ、散歩を楽しみに お昼寝と家族の癒しがナナの役割 ゆっくり、のんびり穏やかに それはわがままでも贅沢でもないよね 神様 10年過ごした主から捨てられて 孤独と絶望の中 必死で耐えて 病に冒され 足を失い それでもなお ここまで生きて生きて必死で生きてきた 何の罪もないこの子を どうかもう苦しめないで ナナの長くはないこの先の日々が ひとつの雨雲もない 晴れやかな日々でありますように この笑顔が続きますように
by macky8018
| 2009-06-06 23:34
| ゴールデン
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